2015.10.11 Sunday

Donny Hathaway / Donny Hathaway Live

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    NY行きに際してすべてのCDを処分、・・したことにしてやっぱり燃やせんかったこのCD、あんたにあげるけんもっとってよ、にじんだ文字「Donny Hathaway Live」




    Donny Hathaway / Donny Hathaway Live 


    さて昨日は『ハーレム愚連隊』のサントラにて「リトル・ゲットー・ボーイ」に久々に涙したが「リトル・ゲットー・ボーイ」といえば名盤「Donny Hathaway Live」の登場である。いまさらすぎる名盤でよもやこれを知らぬ地球人はいないだろう。個人的には以前部屋を整理する際にやむをえずすべてのCDをデータ化して捨てたがこれだけは捨てなかった1枚だ。
    拙頁を定期的購読の読者の皆様には御存知の通り、小生も「カバー楽曲フェチ」として多くの意味あるカバー楽曲を紹介してきたが、この「ライブ」は名カバーの名演としても有名だ。超絶な大ネタを取り上げながらもオリジナルと双璧をなす、あるいはオリジナル越えし新たなスタンダードとなった、宇宙一の名カバー盤といっていいだろう。

    まずはマービン・ゲイ「What's goin’ on(愛のゆくえ)」、選曲としては大ネタすぎるものの政治メッセージ的に当時旬なセレクトといった見方もできるがこの名唱、そしてささやかだがパーペキなバンド編成と空気感。あのマービン・ゲイのモノホン版と並ぶ「愛のゆくえ」となっている。愛のゆくえはしっかりとした足取りで明確な行方不明をつげている。

    さらにあの「You've got a friend(きみの友だち)」のカバーだ。キャロル・キング作の、アメリカでは国歌をしのぐドスタンダードだろう。選曲的にはこれもやっちゃった感に溢れている。だが、どうだこの静謐かつソウルフルなヴァイブスは。とめどなくこみあげるものはなんだ。ありきたりなまでにお馴染みの楽曲となった現代においてもただただ人のソウルに、人がいた空間に感動するテイクなのだ。
    この曲はフォーク系の曲として有名だが、アレサ・フランクリンの1972年のあのゴスペル・ライブ作でも取り上げられているようにそのわかりやすさから当時からジャンルを超えた解釈がなされ、ここにソウル版「
    You've got a friend」がパーペキな形で完成したのだろう。

    でもってさらに面白いカバーがジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」というわけだ。当時はB面曲で割とマイナーな楽曲だったとのことだが。これがまた素晴らしすぎる。男の切なさが刺さる歌唱。

    この作品の舞台となったライブの会場のひとつはあのカーティス・メイフィールドの名作、「ライブ」と同じNYビター・エンドとのことだ。
    比較的小さなクラブでダニーがうたいソウル・バンドが渋い演奏を盛り上げ、時に観客はコーラス隊となりともに笑いともに泣く。こんなしあわせなことはない。

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