2015.06.02 Tuesday

John Lee Hooker / house of the BLUES

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    フィール・ライク・ゴーイング・ホーム



     

    例のマーティン・スコセッシ監修のブルース・ムービー・プロジェクト(2004年)のひとつ、

    『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』はシリーズ上最も興味深いドキュメンタリーだ。

    アメリカの若い世代のシンガー、コリー・ハリスがブルースの起源を辿ってアフリカに渡りサリフ・ケイタらアフリカのミュージシャンと対話する。


    やはりペンタトニック音階は共通だという共通認識でそれぞれの土地のブルースでジャムるのだった。


    ペンタトニックという原始的な5音の音階を使っているという点ではもちろん日本の伝統音楽、民謡でも同じだ。



    なにより衝撃なのは冒頭、ミシシッピの古い音楽として太鼓とファイフなる横笛だけの演奏で練り歩くというシーン。音階といい、使用楽器といい、おいおいこれは日本の伝統音楽、祭り囃子にそっくりではないか。

    特に自分が子供の頃住んでいた東京郊外に伝わるあの囃子にそっくりだ。

    なるほどブルースの起源をアフリカとするならば、すべての音楽は同じアフリカを源流とする同じ水だと言える。


    戦後以降、日本のロックやR&Bの歴史は圧倒的な西洋コンプレックスを持って時に勤勉に、時に自嘲気味に歪んだ進化をたどってきたのだった。だが、あの憧れのアメリカン・ポップスのルーツのルーツをたどればなんのことはない、同じようなスタイル、全く同じ音階の伝統音楽に行き着く。不思議な物だ。

    多摩川もミシシッピ川も源流はひとつだったのだ。

    中央線にブルースがあろうがなかろうが日本人にロックが出来ようが出来なかろうがCDが売れなかろうがTSUTAYAが潰れようが、それ以前の太古からブルースの音階はあって、そしてなくなることはない。

    原始的かつ究極に洗練されたな5音の音楽。

    全人類の持つマスターテープはひとつだ。


     




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