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2015.06.16 Tuesday

ペレス・プラード/ハバナ午前3時

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    ネタバレしません。
    サンタ・サングレ/聖なる血(1989年)をついに見た。

     

    日本版の商品DVDとして確認できるアレハンドロ・ホドロフスキー作品としては古い物から数えて「エル・トポ」、「ホーリー・マウンテン」に続く3作目。とにかく筆者の苦手な血のシーンがあるということで長年避けていたのだが、実際見てみると「そういう問題ではない」とやっと気づく。血とかの問題ではない。そんなことで避けていたとはまことにもったいない。

    「はじめて商業映画を意識した」との噂もあるがこの作品もやはり。グウの音も出ない純然たる純芸術映像を走りきっている。

    問題の血のシーンが割とソフトに濁してあるのが少しお茶の間の商業映画調ではあるが、むしろそれはそれでよかったのだ。

    この作品もまたひとつひとつのシーンがトラウマのように突き刺さってくる。
    南米らしい種類の神秘的で危険な香りが充満しているのがまたえぐい。

    映像世界のみならずまたしてもストーリーの構築性も完璧だが表面上は「強力なアレの呪縛とトラウマ」というテーマがあって割とわかりやすく共感できる。

    また南米、サーカス的・・といったネタたちはホドロフスキーのたどって来た道にも近い。ある意味、彼のトラウマの深部により近い種類の作品かもしれない。


    夜をアレするシーンではペレス・プラードのマンボが使われているのが印象的だ。

    ド・スタンダードなマンボの王様、ペレス・プラード楽団のマンボがこんなにも不穏に危険に生き生きと聞こえるのがまた恐ろしい。


    焼き払うべき呪縛を誰もが抱えていて、それを気づかせる。

    そして胸に残る、気持ち悪さ(いい意味で)。


    これもまた、最狂ドラッグ体験であると同時に人生を変える映画だ。





     

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