<< Kero One / Windmills Of My Soul | main | Kero One Presents Plug Label >>
2015.09.09 Wednesday

Brian Eno / Taking Tiger Mountain By Strategy

0






    旅するパオジャンフー



    奇特なドキュメンタリイ映画のDVDを発見。「旅するパオジャンフー」は1995年日本製作、台湾で芸をしながら物を売る一座のドキュメンタリイだ。サーカス団の旅のような、心くすぐられるキモ怖いパーティー感がアジア色で綴られる。歌と蛇と女・・一座の家族の悲喜こもごも・・これは目覚める頃には忘れているリアルな夢だ。








    「Taking Tiger Mountain By Strategy」はブライアン・イーノの1974年の2作目のソロ・アルバム。まず今作について申し上げたいのが「中国舞踏団の夢にインスパイアされて作った」という、しびれるコンセプト・・非常にひかれる。ドンびきだ。
    なんでも寝る前に絵はがきの中国舞踏団の少女を見ていたら、夢でその少女たちに歌いかけられたという。ジャケも美しいが
    音楽の内容もまさに、夢で見た中国風のポスト・ポップス、的なハイセンスな世界が繰り広げられている。美しいポップスの上から意図的に外れた音をぶちこんでくる現代音楽的なギターのフレーズが心理に突き刺さる。
    日常の平衡感覚を揺るがし、じょじょに取り壊していくかのようだ。

    タイトルにある  By Strategyとは短文ののったタロット的なカード「オブリーク・ストラトジーズ」を作り、ランダムにめくったカードにインスパイアされ制作していったという行程をあらわしている。
    その手法はシュールレアリズムの自動筆記法とか現代音楽におけるチャンス・オペレーションといった概念を想起させる・・とライナーの解説にある。
    この偶発性の手法は次の傑作へと続くことになる。


    この1曲といえば全然中国風ではないがここに収録の「Third Uncle」。バウハウスにカバーされていて、自身のライブでも演奏されていたポスト・パンクの名曲。バウハウスっぽい、鋭利に突っ張っているつっぱり・ポスト・パンク・ロクンロール。バウハウスのヴァージョンは冷たさとダークさに一抹の熱情をぞえて突っ走るものだ。





     
    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    Calendar
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << September 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    Recent Trackback
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM