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2015.09.15 Tuesday

ガンバの冒険 (サウンド・トラック)

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    ガンバの冒険研究 1



     


    70年代の異形のサヴァイヴァル・ドラマ、「ガンバの冒険」について語る時がきた。


    「ガンバの冒険」は、キャラにしてもストーリーにしても音楽にしてもすべてが壮絶で、現代の親子にはコンプライアンス的にとても見せられた物ではないような、リアルなサヴァイヴァル、そしてネズミとネズミのリアルな友情の物語である。

    記憶の片隅にあるようでない、あのガンバ現象をDVDを観ながらもう一度検証していこう。

    これからはガンバのことだけをムーミンばりに取り上げていくつもりだ。楽しみにしてほしい。



    あらすじ〜「海が見てみたい」と運河を下った町ネズミ、がんばりやのガンバと友達のボーボは港で船乗りネズミのパーリーに紛れ込む。

    そこへ瀕死のネズミ、忠太がやってくる。自分の島ではイタチの「ノロイ」たちに仲間が殺され全滅の危機にあり、助けてもらえないかという。

    腕っぷし自慢していた船乗りネズミたちも「ノロイ」ときいて震え上がり逃げる。

    ノロイを知らないがんばりやのガンバは「俺は一人でも行くぞ」と息巻く。

    そんなガンバに惹かれるように結局何匹かの野郎どもが集まりノロイの島へ行くことに。


    なぜ殺されるとわかってて立ち向かうのか。

    もちろん彼等はハメルーンの笛吹きばりのネズミの団体行動の原理から立ち向かうわけではない。

    その証拠にほとんどのネズミが逃げたのだ。わずかな勇敢なネズミが自らの意志で船に乗っている。

    さて、白イタチのノロイに立ち向かう理由を聞かれたガンバの、

    「ただしっぽがうずくから」という言葉は男気あるネズミにとっては衝撃的に刺さるらしい。

    その言葉を聞いちゃ同じネズミとして逃げるわけにはいかねえぜってな具合に仲間がついてくるのだ。

    これはしっぽのない私たち人間にはわかりかねる感情だ。

    声優こそ同じ、レジェンドの野沢雅子さんだがドラゴンボール悟空の

    「強い奴を見つけるとオラワクワクすんだ」的な宇宙人的少年ジャンプ発想とは全く違いネズミながら遥かに人間らしい感情だ。

    愛と勇気と、ひとかけらのロマンというところか。

    ガンバは果たして現実を認識せずにやたらでかいことばかり言ってまわりに迷惑をかける、ビッグマウスのひっかきまわし型のネズミなのか。

    それはこれからの旅が証明していくこととなる。



    音楽は奇才、山下毅雄によるものだ。

    しかし今さらながらこのエンディング・テーマのヤバさといったらトラウマものだ。

    「もうこれまでだ」「うちきろう」「カモメはうたうあくまのうたを」「ゆうひはおまえとなかまのどくろをうつす」などありえないワードを盛った歌詞といい、劇画調といい、ノロイといい、コード進行といい完璧だ。

    サイケGS歌謡といった演奏、アレンジもクール。

    このストレンジぷりに意識は大海の真ん中に取り残される。




     

    冒険者たちのバラード  / すぎうらよしひろ



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