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2015.10.03 Saturday

Harold Alexander / Sunshine Man

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    Harold Alexander / Sunshine Man 



     


    朝のコーヒーにぞえて、久々に70年代ジャズファンクをきめる。

    90年代以降、例によってクラブ・ミュージックとして再評価の光が猛烈に当てられたサックス/フルート奏者、ハロルド・アレキサンダーの『サンシャイン・マン』(1971年録音)〜

    ギル・スコット・ヘロンの作品などを送り出したFlying Dutchmanというレーベルの失われたファンクの名盤だ。

    ファンクといえば汗振り乱すような暑苦しい打楽器、カッティング・ギター、オルガンもしくはクラヴィ、とどめを刺すにぎやかホーン隊と相場は決まっているのだがこのレコードにおける楽器編成のクールな温度感、バランス感は奇跡だ。管楽器は奴のワンホーンのみ、コード楽器はエレクトリック・ピアノのみというストイックさだ。割とスピリチュアル・ジャズ系のアーティストらしくサックスのブロウやフルートの吹きかたは次第にいわゆるスピリチュアル・ジャズ的アプローチを垣間見せる。そしてエレピはいかにも神秘的な70’S横溝正史シリーズ感を醸し出してくる。もっこりとしながらも静謐なソウル/ファンク感・・「ぼく金田一耕助は、女主人の招待で訪れた屋敷である事件に遭遇したのです・・」的な古谷一行の声が聴こえてきそうだ。
    しかし、とはいえなんといってもバーナード・パーディのドラムスの音のドープ&ファンキーなことこの上ない。

    ビーツだけでも気持ちがいい、世界遺産的なブレイクス集だ。奇声を発するフルートとファンキービーツをフィーチャーした「Mama Soul」はブラッカリシャスが「Deep In The Jungle」でサンプリングしている。

    このファンキー・ビートの上で、割とストレートなアヘッドなファンクの楽曲を、あえてスピリチュアル・ジャズ経由のエレピで決める。この絶妙な取り合わせが秋の朝からコーヒーにぞえたいと思ったゆえんだ。

     

    Harold Alexander / Sunshine man


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